少年隊でいえば東。

卍の殺人 (創元推理文庫)

卍の殺人 (創元推理文庫)

感想は コチラ に。
こちらも傑作とは言い難い。ただ、この頃(80年代後半〜90年代初頭)のミステリには非常に良い点がある。それは「短い」という事。総ページ数が300ページ±10%ぐらいの作品が多いのだ。ミステリに必要な要素だけを抽出し、不純物を除去したような作品になっている。そのお蔭で、全体が端正に見える。いわばミステリ界の「しょうゆ顔」(80年代後半らしい言葉)の作品といえるだろう。私はこの系統の顔立ちが好みなのかも…?
好みの顔立ちの人が、アッと驚くような行動をしない、ちょっと詰まらない人間だとしても笑って許してあげましょうよ。近年のくどいだけの顔立ち「ケチャップマヨネーズ顔」に比べれば寛大にもなれます。もちろん、くどい顔でも好きになる事もあるけど。私ったら浮気者