偶数月の8月はラジオ界の聴取率調査週間(通称:スペシャルウィーク/以下:SW)の実施月です。期間はなぜか昨年よりも少し遅めで月末の、本日26日(月)〜9月1日(日)まで。今回もラジオ局3局のSW特設サイトを巡回して私が気になった番組をピックアップ。どうぞお付き合い下さい。
今回のSWはどこの局も、「あまちゃん」か「半沢」を扱った企画や捩った名前の企画が多いですね。他メディアが作った流行に便乗することがもうそのメディアの時代遅れの証左であって、何だかラジオ局の現状を表しているようで悲しい。例えば「アベノミクス」や「スポーツの世界的大会」ならその人気や効果にあやかるというのも分かりますが、多くはライバル局の、ライバルメディアのコンテンツの恩恵に与ろうという貧しい発想力。まぁ、テレビ番組そのものというより世間の流行を取り入れたキャッチーな企画や名前という事なんでしょうね。一番ドイヒーなのは、名前を借りるだけでなく本当に「あまちゃん」の出演者たちを呼んでしまう「垣花正 あなたとハッピー！」ですかね。いや、確かに「あまちゃん」視聴者としては心動かされるんですけどね。でもねぇ…、ラジオの制作者のプライドって何だろうね、君。
TBSラジオ:(月)の｢伊集院 深夜の馬鹿力｣は通常放送でしょう。この2ヶ月の間ではビックリするほどのクレーム話が1回だけありましたが、それ以降は平穏無事。波風が立たなすぎて、注意深く聴かないと再放送かってぐらい同じような内容が続きます。しかし伊集院さんは本当に「巻き込まれ型」の「イタゴラスイッチ」に組み込まれると猛烈な反応を示すんですよね。結局は想定内の不運に自分から「巻き込まれたい型」なんですよね。安宿も自転車の話も、結局、伊集院さんが許容できる、コントロールできる範囲での不運で、全部、経過とオチが似てくるのだけが残念。ただ、今は健全な心身という印象はあるので、このままで構いません。
そして(木)の「おぎやはぎのメガネびいき」は、何といっても兼ちゃんのバイク事故ですね。私はヤフートピックスで初めて知ったのですが、初め「矢作兼」という漢字三文字にピンとこなくて、画面を2度見してから「えぇ〜」と声を上げました。パソコンの前で声を上げたのは「三谷(幸喜)・小林(聡美)の離婚」以来ですかね。事故以来、やる気を出して売れちゃうかもしれない兼ちゃんですが、その反省とやる気はラジオの方にも好影響を与えているみたいで、事故後の放送は楽しいですね（小木さんの1人喋りは想像以上にアレだったけど…）。前回の録音の放送も大変楽しく、いい感じでSWに突入しますね。ただ、昨年と違ってどうにも勝てる気はしないんですよね。企画も不透明だし、既視感もあるし、裏番組は私から見ても面白そうだし…。でもでもでもでも、リスニングをキープオン！
一行目にJUNK各曜日の企画･ゲストと、二行目は番組への感想・コメントです。
26(月) さぁ〜て、今週の伊集院さんは、野球・自転車・サザエの3本でお送りします。先週と同じじゃねーか！
「クソ袋」をはじめとした肛門への異物挿入ネタの安易な発想と、それを採用する伊集院さんに幻滅する。
27(火) 3回目のツッコミ企画 with 堤下さん。SWは生放送が定番化。生放送だと質が下がると誤解していた。
お2人も色々と工夫はしているけど「ヒントが雑」は冗長。SWのツッコミ企画と共に内輪に過ぎるかな。
28(水) モテないふたり with 田中さん。これぞ上述した流行に乗っかった系の企画。面白そうではないが…。
徹底的に山ちゃんと趣味が合わないのか、会話が頭に入ってこない。早口と声質の問題か…？
29(木) ザキヤマおまかせSP。気心は知れてるし、面白いのだろうけれど、騒がしく番組の特色が消えそうな心配。
兼ちゃん、リスナーに心配かけちゃやーよ。もうバイク乗っちゃやーよ。小木を一人にしちゃやーよ。
30(金) 妄想企画 with 関根さん。ゲスト部分は生？録音？ スポンサー関係とはいえクイズコーナーが長いよ。
もうラジオはいいかなぁ…。テレビ番組では出演してると見るし応援しているけど、ラジオはいいかなぁ…。
31(土) おっぱい企画。ブレない番組姿勢が潔い。最近、入浴時に聴いてますがフリートークがなかなか面白い。
裏番組対決ではいまここに大注目です。栄枯盛衰というか自滅していく相手に、安定感が勝ちますよーに。
1(日)の｢安住紳一郎の日曜天国｣のゲストは「白鷺の姉御」!! おぎやはぎの矢作さんの事故をネットで知って声を出した後、ネットを見て声を出したのは「日天」のHPで、でした（その間わずか3週間余り）。これはSW特設サイトでの予告通りに大物ゲストですねぇ。いやぁ、数年じっくり浸透させた後にゲスト出演とは!! テレビ番組出演時に安住さんの襟が曲がっていた事が高視聴率の秘訣と解釈されたように、SWで有名人を出さない姿勢それが高聴取率獲得の秘訣なのでしょうか。いいえ、リスナーを裏切らない、リスナーを大事にする真摯な番組作りが人気の理由です。
ニッポン放送:これでもかとサザン一色ですね。アミューズにおんぶに抱っこのニッポン放送ですね。番組としては30(金)の今田さんのANNGに東野さん登場には心がときめいております。
ANN各曜日の企画･ゲストと一言コメント。
- 26(月) ゲストはファンを公言する直木賞作家。ファンにはたまらない企画になりそうですね（遠い目）。
- 27(火) 人生相談企画 with 鈴木さん。(火)ではなく(水)担当だったらまた運命違ったのかな（遠い目）。
- 28(水) 夏フェス企画。10代女性に人気だそうで。道理で私なんかには理解できないはずだわ（遠い目）。
- 29(木) 半分直樹 with 松村さん。松村さん!? 何年か振りに99ANNを聴いてしまうかもしれないっ(輝く瞳)!!
- 30(金) 次世代SP。大量卒業は沈没船からいち早くネズミが逃げる現象に似ているのだろうか（遠い目）。
- 31(土) ゲストなしで200回SP。栄光に近い所から落ちた数字がリスナーの答えではないかの200回（遠い目）。
｢オードリーのANN｣は、2ヶ月前と同じく4月のSWの回を最後に聞いていません。私のしっちゃかめっちゃかな状況も相俟って、いやだからこそ本当に聴きたい放送だけを聴こうとした結果でもあります。要するに私も、熱しやすく冷めやすいにわかファンの一人だったのかもしれません。3年半は聞きましたが。バナナさんと違って出演テレビ番組も1つも見ていません。久しぶりに番組HPを見たらネタを募集しているコーナーの一覧で知らない名前が幾つもあった。番組の新陳代謝は良さそうですね。どれも定着しないとも言えますが…。私の極端な性格上、何かのきっかけで録音分を一気に聴いたりしそうな予感もありますが、とりあえずしばしのお別れ。アディオス！
j-wave:岡田氏の番組は奇数月第1週目でお休み。SWのゲストの人選が誰なのか知るのが楽しみだったのに。聴いてないけど。葉加瀬太郎さんの番組にフィギュアスケーターの羽生選手が登場。これは聴きたいかも。変に背伸びしなけりゃいいけど。
