- 作者: 小林聡美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1999/02/01
- メディア: 文庫
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↑の本にて。
本の感想は コチラ に。
小林聡美さんのエッセイ「東京100発ガール」の中にこういう一文がある。
『その夜のレストランで、母親は村山してしまった(またはブッシュしたともいう)』
この「村山(する)」「ブッシュ(する)」とは「(体調が悪く)倒れる」という事である。これは、当時の村山富市首相とブッシュ大統領(父)が立て続けに晩餐会・夕食会で倒れた事が由来である。おぼろげな記憶である。小林さんご本人も「(時間がたってしまったら)さっぱりわからない」と書いている。うーん、その通り…。今ならば「村山する」といえば、眉毛が長く垂れ下がっている状態、を指す言葉だろうか。同じく「ブッシュする」とは、親子で大統領になる、転じて親子で相当な地位に就く、って事か?まぁ一番多いのが、意味不明という回答だろうが…。
そこで他にも考えてみよう。まずは、この言葉を書いた小林聡美さんご本人から。
「小林聡美する」 → マダムになる、かな?
「山崎まさよしする」 → 一人で夜中にギターを弾く、だろうか。(イメージ)
「伊集院光する」 → 太ってしまった、大食をする、とか。うーん、意外と難しい。
政治家シリーズでいうなら
「小泉純一郎する」 → 今なら、圧勝する、とかだろうか。
「橋本龍太郎する」 → ポマードをつけ過ぎる。例文としては「うわっ!部長、橋龍しすぎだって…」
「菅直人する」 → カイワレを食べる。ちょっとヒドイか。イメージが沸かない。
「ホリエモンする」 → あちこちに顔を出す、とかかな?
これも今現在の状態でのその人物を象徴する例えであって、今後のこの人たちの活躍(または、その逆)で変わってしまう。例えば「今日はソフトバンクがロッテに小泉したね」とか書いても、小林さんの言うとおり、時間がたってしまったらさっぱり分からなくなる可能性が高い*1。それに今後、小泉さんが改革を実行できなかったら、「小泉する」は口ばっかりで何もしない、になる可能性もある。人名での物の例えはタレントエッセイと同じで賞味期限の短い造語である。あっ、小林さんのエッセイはいつでも面白いですよ!ホントに。
*1:今でも分からないが…。