リンカーンの裏番組でした。

2月12日放送のNHKプロフェッショナル 仕事の流儀」に音楽プロデューサーの武部聡志さんが登場。私が知らず知らずに惹かれていた武部さんの音楽。しかし斉藤由貴さんの『卒業』の編曲までしてるとは知らなんだ。今回は一青窈さんの新アルバムのプロモーションも兼ねての登場? 武部さんには悪いけれど、私はこの番組を一青っちの番組として見ました。
「その人の内側から出るものじゃないと、人の心は動かせない」という理念だけで私が武部さんに惹かれる理由の半分以上が分かった気がした。この番組で最も興味深かったのは一青っちのレコーディング風景。特に私が好きな彼女の歌詞にまつわる場面。意外に思ったのは一青っちの歌詞はレコーディング中に随時変更される、という点。今まで一青っちという人は、いわゆる神がかった状態で、最初から絶対的な言葉を紡ぐのかと思っていたから意外だった。もちろん歌詞に込めた思いや言葉選びは一青っちの手によるもので、歌詞変更は客観的な意見を取り入れる為である。
一青っちの詞は年々分かりやすくなってきていると思う。そして年々変わっていく彼女の心も詞に表れている。最近では『つないで手』の3曲目『ささやき並木』の詞に彼女の内面の変化が。この詞は詞そのものよりも、彼女がお母さんの事を詞に綴った事自体に驚きがある。これまでの彼女には書けなかった詞である。快復する一青さん。父を想った『大家(ダージャー)』と母との思い出『ささやき並木』、どちらの曲にも私の心は強く動かされました。
ちなみに一青っち、今週のsakusakuのゲストで登場。一青っちの登場場面だけ見てます。番組の相変わらずの不協和音は見てられません。最近はゲストは豪華なんだけど…。一度興味を失った物には冷淡になる極端な私の性格。一青っち、29日(金)には「僕らの音楽」などにも登場。