ミステリの経験値。

穂村(弘)さんや、ネット上の「人生の経験値」からアイデアを得て「ミステリの経験値」というモノは出来ないかと、お風呂場で考えてみた。が、案の定というか、やっぱりというか、猫が好きというか、検索するともう世に出ているタイトルだった。しかし、見てみると私の考えていた内容とは違ったので一応、オリジナルとして発表。
私の考えていたのは、そのものずばりの経験値制で、「××」というミステリを読んだら経験値○という感じで、ミステリに経験値を設定し、読了ごとに加算。経験値が合計500になったらレベルが1アップするというRPG感覚の自分育成モノ。例えば「黒死館〜」は経験値200で、「匣の中の失楽」「虚無への供物」は100、「そして誰もいなくなった」が50。「館シリーズ」は30、「国名シリーズ」は20、森博嗣作品は15、「金田一少年」や「コナン」は10などと決める(例えば、の話である&シリーズでも1作ごとに経験値は設定するのが望ましい。また経験値の設定は面白さよりもミステリ界(?)における重要度で決める)。そしてプロフィールなどに「ミステリの経験値 レベル15」とか「レベル42」とか書くのだ。こうすると自分や他の人の「ミステリ読み」の度合いが分かりやすくて良いと思うんだけれど…。
ただ、問題は誰が経験値を定めるか、だ。何千、何万作のミステリに全部に(公平で不満のない)経験値を振るなんて作業、誰がやるんだ…。それに作家さん・作品に対しても失礼な気もするし。でも実現すれば、ミステリ界の大統一理論みたいで面白そうだとも思う。