本棚探偵(見習い)の逃亡。

先日の私には神様が降臨していたとしか考えられない。『どうしようもない僕に「神様」が降りてきた』(by.マッキー)だ。その神の名は「図書館の神様」ならぬ「古書店の神様」。
今回のターゲットは森雅裕作品と「な」から始まるナントカさんの『消失!』。ちょっとした稀覯本にまで興味を持つようになった私。もう読書家というより蒐集家。気分は喜国(雅彦)さんの本棚探偵。まだ見習いで、定価より高い本を買おうという気概はないが。
しかし「古書店の神様」が憑依した私は無敵だった。なんと1軒目で森雅裕の本を4冊置いている平成の世にありえない古本屋に遭遇。どうやら一斉に売られたらしい。これで森雅裕さんの著作は計9作品。意外と集め易い…!? なんてね。そして帰り道に立ち寄った店では『消失!』が出現。装丁と作者の正確な名前を初めて知る。そうか講談社文庫だったのか…。見つけた時の胸の高鳴りはプライスレス。即座に本を手に取りお会計。胸の高鳴りは有料みたい…。そして逃げるようにして帰宅。神様ありがとう。