タイゴン。

最終回「子は鎹(かすがい)」

やっと見ました最終回の「タイゴン」。1週間と2日の時を超えて感涙。
タイゴン」の最終回が「子別れ・子は鎹」というのをなぜか前から知っていたので、
「子別れ」に即して考えるのならば、竜二が落語界に戻るきっかけが、
「子別れ」になるのだと思っていた。どんちゃんと小百合ちゃんの喧嘩して…って展開。
でも、中盤から想像を超える展開でラスト3回は話の方向に驚いた。


やっぱり泣いてしまった。最後の最後にグッと来た所に、あの展開は泣くでしょう…。
途中も林家亭一門の葛藤や元組長さんの想いにも何度かジーンときたけど最後に大爆発。
虎児カッコいいよ。竜二も最後は立派になって…。見所があり過ぎる60分。
それでも、しっかり笑いの要素も組み込まれてて笑い泣き。複雑なドラマです。
話の結末だけ見せておいて、途中の過程を後から説明するのは、
パズルで言うならば完成した絵を最初に見せることによって、
ポッカリ空いているピースの形を分からせて、はめていく快感とでも言いましょうか。
(この辺がミステリと似てる、好きな所。森ひろしエッセイのパクリその2。)
「木更津キャッツ」でもこの手法がバッチリ嵌った時が爽快だった。
暴力的な描写や乱暴な言葉遣いがありながら人情で泣かせる構成がすごい。
こんなドラマ見させてくれてありがタイガー!終わっちゃったよ〜(泣)