『天才は深夜ラジオでつくられる。』(↑『ZOO 1』文庫版特別付録)

さてさて偶数月の2月は2011年最初の聴取率調査週間(スペシャルウィーク/SW)の実施月。期間は今日21日(月)〜27日(日)。今回も3つのラジオ局のSW特設サイトを巡回して私が気になった番組を紹介します。
今回はどの番組も面白そうなゲスト人選はなかったですね。以前にもゲストとして招かれた人(水曜JUNKや久米さん・安住さんの番組)か、テレビの人気者を呼ぶ(楽しい子)かという安易な人選ばかりで詰まらない。唯一面白そうなのは27(日)の吉永サユリさん×樹木キリンさんの対談ぐらいか。なので今回は深夜番組だけに特化形態。
TBSラジオ:伊集院光さんの「深夜の馬鹿力」は今回も通常放送か(後ろで流れてます)。番組の感想はここ1年ぐらい同じです。トーク◎、コーナー×。特に「空脳」はオチのない話を延々と聞かされて困る(元来そういうコーナーなのだけど…)。不思議体験談が続くと笑いのカタルシスとは逆のフラストレーションが徐々に溜まり、そのまま翌週までコーナーへの悪印象が残り、コーナージングルで憂鬱になるという悪循環。コーナーに締まりがなくて、長時間ダラダラ続くのも悪印象の一因。ミステリ作家(有栖川さんとか)が書く掌編小説っぽくはあるのだが、今一歩、不思議を共有できない。こちらの集中力の問題だろうか。
他曜日のJUNKは(火)がANN企画、(水)が崖っぷち(?)企画、(木)が聴けば見えてくる企画、(金)がパソコン企画、(土)がらしいよ企画らしいよ。企画とゲスト共に面白そうなのは(火)だけど、いかんせん世代が違うので思い出の共有は出来なそうで残念だ。この企画を私と同世代の人でやって欲しいなぁ。そういえばゲストの松村さんは裏番組の火曜ANNの時代もあったはず。自身の裏話は聴きたい。スマーッシュッ!! 最近のお気に入り(木)の企画は期待と不安が入り混じる。グダグダだったとしてもお二人なら面白いからいいけどさ。今回は企画趣旨に合っているとはいえ、最近のJUNKはゲストに(女性)声優さん呼んどけばそれでいい、みたいに思ってそうで嫌だ。もう少しがんばりましょう。
ニッポン放送:今回は(火)が差し替え。けれどaikoさんなので許す(?)。前々番組のゆずのお二人とか登場しないだろうか、と密かに期待を寄せている。他曜日のANNは(月)はゲスト直接交渉、(水)は朝の顔、(木)はコーナー拡大企画、(金)はラジオ王企画、(土)は「ツイッターはラジオか?」企画。2011年開始の(月)(水)の番組はまだ一度も聴いてません。ついでに(火)(金)も聴いた事がない。(主に平日昼の)番組編成や人選に手を抜き続けるニッポン放送は復活しないのかしら。テレビのTBSみたいにスイッチ入れても絶対に選局しない局になりつつある。面白そうな匂いがしない。もっとがんばりましょう。
そんな中、ANNで唯一聞いているのは(土)のオードリー。こちらも(木)JUNKと同じく期待と不安が入り混じる企画。そもそもツイッターって何よ?という私には食いつきの悪いの企画。ちゃんと上手くいったら面白そうだけど、慌しさばかりで面白さが伝わらない恐れも強い。「馬鹿力」の「5W1H」と同じ匂いがするかも。
j-wave:岡田氏の番組ゲストは作家の有川浩さん。また作家さん!! テーマもまた小説について。嬉しいけど二番煎じの出涸らし…。せめて岡田氏のお薦め小説とか紹介してくれたら良いのだけれど。