さてさて偶数月の10月はラジオ業界の聴取率調査週間(スペシャルウィーク/SW)の実施月。期間は18日(月)〜24日(日)の1週間。今回も3つのラジオ局のSW特設サイトを巡回して私が気になった番組を紹介。
深夜番組(JUNK/ANN)はどちらもゲストが少ない印象。ゲストを呼ぶお金もなくなったのか!? けれどこれを機に、ラジオの素朴な面白さを追求して、どの局・パーソナリティも人気の声優・芸人頼りの番組作りからは脱却して欲しいものです。なんて言ってたらラジオ局が全滅しかねないのかな。かと言って、目に余る金儲けは最初から喋り手が採算の取れそうな人気者や鴨だらけになりそうで嫌なのが、私としては難しい所。最近多いDVD発売も映像化という点で、根本的に間違っている気もするし。かと言って音声ダウンロードだけでは引きが弱いし。考えれば考えるほど微妙な立ち位置のメディアですね。
TBSラジオ:伊集院光さんの｢深夜の馬鹿力｣は通常放送かな。しかし裏番組のニッポン放送のANNが番組の差し替え。裏番組の内容は米澤さん原作の映画宣伝デスノ。まさかカイジゅういんさんと対決とは…。勝負シテミル、いじゅうインシテミル。同じ事務所だというのに…。この嫌がらせ(?)に対して、ウソ長澤まさみ、ウソ浜崎あゆみに続く、ウソ藤原竜也のANNの放送を強行してくれるような気概を伊集院さんには見せて欲しいな(願望)。
最近の伊集院さんは分からんちんの部分も多少出るけれど、フリートークの話題は豊富になった気がする。ただ何度も言うようですけど、コーナーの鮮度がもうダメでしょ。元々、当たりとは言えない内容のコーナーに、進展のない投稿。1回目から円熟味が増すとかではなく、共感も驚嘆も出来ない方向性のネタが続く(｢空脳｣と｢十面鬼｣と｢コンブリオ｣)。こちらも後述する大通りのANNを聴き始めてから、あちらのコーナーの充実度や棚卸の速さを逐一聴いていると、停滞の文字が頭に浮かんでくる。テレビの企画を考えるとラジオにまで回らないのかしら。ハガキ職人、奪われてますよー。
何と24日(日)の爆問さんの番組に伊集院さん登場!! しかも番組アシスタントは竹内アナ!! 竹内アナは平日の(月)と(火)は朝も夜も忙しいけど、いつ寝てるんだろうか…。正午に就寝とかなのか!?
他曜日のJUNKは(火)が書評企画、(水)が声優、(木)がお化け退治(追記:ゲストは猿ロックストーンズさん)、(金)が相方更生企画(追記:ゲストにさまぁ〜ずの三村マサカズさんが登場!! これは間違いなく聴きます)、(土)の8位先輩の所には王者キンコメ。うわぁ、どうしよう23(土)深夜1時は1134のDGSに1242の大通りと、3番組の熾烈な争いだ。
(土)の久米さんと(日)の安住アナのラジオの企画はいつも変で良いですね。久米さんは天文学で、安住アナは歴史学。有名人ゲストの安全策ではなく、知的好奇心を揺さぶるラジオならではの思わず聞き入るお話になりそうなので期待大。
ニッポン放送:残念ながら、上述の通り久方ぶりに(月)のANNが番組差し替え。他曜日は(火)がアイドルとナルシスト対決、(水)はこちらもナルシスト系芸人、(木)はへらへら禁止ラジオ、(金)は…、(土)は小部屋祭り開催。
カスミン曰く｢2歳目｣に突入したオードリーのANNも我が道を行く番組で、他力本願しなくても済む地力がありますね。｢小部屋｣に由来するゲストなら登場して欲しいけど、ゲストと番組の反りが合わずに変な空気になる位なら貴重な2時間を無駄にはして欲しくないなぁ。16日の放送分では私でも聞き覚えのある職人さんの名前が多く登場して驚いた。その少し前(歌企画や電話企画も終了した辺り)から各コーナーのレベルが格段に高くなり、本当に2時間丸々楽しい放送。
他番組では、18(月)の上柳アナの「ごごばん！」にゲスト出演する貴理さんは気になる。だけど｢はやく起きた朝は…｣を見る限り、まだまだ全てが吹っ切れたという訳では無さそうなので、あまり自虐ネタに走るのも痛々しいかも…。他には中島みゆきさんと和田アキ子さんはニッポン放送の複数番組に登場。和田さん、お願いですから(木)のANNを変な空気にするのだけは勘弁な。生温かい目で見守っておいて下さいよ。
新番組の「フジテレビラジオ」は川端アナと西山アナのコンビが楽しそうな予感がする。フジテレビとニッポン放送もTBSとTBSラジオの様に、垣根がなくなる日も近いのかしら。
j-wave:24日(日)の岡田氏の番組は映画監督登場で映画宣伝か。役者と監督で自画自賛トークにならなければいいけど…。もうドラマ終了から3年も経ってるのか。ちょっと時機を逸しているような気もするが…。岡田氏は24(日)は夜9時からの八木さんの番組にもゲスト出演。また同日、朝のミニ番組に小林聡美さん登場。
ちなみに岡田准一さんと堤真一さんと監督(多分)は24日(日)の朝の｢ボクらの時代｣にも登場デス。
