パブリック リスニング。

さてさて偶数月の6月はラジオ業界の聴取率調査週間(スペシャルウィーク/SW)の実施月。今回は21日(月)〜27日(日)の1週間です。今回も恒例の3つのラジオ局のSW特設サイトを巡回して気になった番組を紹介していきたいと思います。
今回は時節柄、サッカー関連の企画が多く目に付きます。でもテレビの人気を安直にラジオに持ち込もうとするゲストの人選は勘弁な。コメント(だけの)ゲストでリスナーを釣るのも勘弁な。特設サイトにゲストの人名を明記しないのも勘弁な。餌にもなってないから勘弁な。
日曜日の夜まで各局いつの間にか中高年向けシフトなんですね。ラジオ衰退の予感。
TBSラジオ:まずは伊集院光さんの「深夜の馬鹿力」。局の特設サイトの紹介文にある『我らが大将』という言葉が「お山の大将」になりつつあった伊集院さんへの揶揄に思えてなりません。屁理屈お化けはしっかりと扱い難い人になりました。5月は番組史上最低レベルの放送内容が続きましたが、6月はいつもの伊集院さんが戻ってきて一安心。あの頃は何か嫌なことがあったのでしょうか。後はコーナーですね。全コーナー、刷新希望。
他曜日のJUNKは(火)がゲスト常連の俳優さん、(水)はゲリラ放送、(木)はゲスい企画、(金)はデラックスな企画で、(土)がフリートーク企画。現在のJUNKはパーソナリティーの面子は悪くないのに、先細りになる予感がする。皆、癖があるというか、好き嫌いが分かれそう。特に頑張れ、(土)。
安住アナのラジオもSW関係なしにいつも通りな感じでお送りしているのかしら。
ニッポン放送:ANNの注目はやっぱり26日(土)のオードリーのANN。企画は「10年目のプロポーズSP!」。この際、御両家の親御さんに登場してもらいたい。ここ数週間の若林氏の父の話題はその振りではないかと睨んでいるんですが。チーム付け焼刃の用意する企画には果たしてどんなオチが用意されているのやら…。
オードリーのANNは深夜1時にラジオの前で座して待つほど好きな番組になりました。番組中にコンビ内の力関係が変化する様子が楽しい。超人的な面も超常識人的な面も併せ持つカスミンが若林さんの攻撃に回ったり、制御に回ったりするその変幻自在ぶりが楽しい。若林さんが放送を家で聴き直してくれているのも◎。お二人とスタッフがこのラジオに力を入れているな、というのが嫌味や力みなく伝わる。愛だよ、愛。
他曜日のANNのゲスト・企画は(月)がここにいる歌手、(火)が吉本同期芸人、(水)が吉本役職芸人、(木)が吉本蹴球芸人、(金)はリアル過ぎるチャリンチャリンプロジェクト(CCP)。吉本興業万歳といったラインナップですね。気になるのは、水曜JUNKは吉本芸人がパーソナリティを務めてるにもかかわらず、裏番組に吉本芸人が出演してその足を引っ張るという構図。泥沼の戦い。
ニッポン放送は来週に平日早朝〜夕方の番組が大改編。テリーさんなど外部の人の番組が終了で、現行の局関係者の番組をシャッフルして編成。狙いはやっぱり経費節減かしら。その終了するテリーさんの番組の24日(木)のゲストにオードリーが登場。
あらら、26日(土)で克実さん山瀬さんの番組も終わり。最終回はゲストがいっぱい。ラジオでも池上彰さんの番組(27日(日)のANNサンデー)は人気なのかしら。ゲストの人選も悪くない。
J-WAVE:岡田氏の番組ゲストは「旬」な俳優さん。いつもの堅実な番組ゲストに代わって、華やかで知名度の高いゲストを迎え入れ、安直な人気取りと宣伝活動に走るその姿、まさに下衆の極みッ! 下衆の極みですッ!! best_liliumさん声デカいって。有名作家さんプリーズ!!
注目は27日(日)19:00〜のクラシック音楽番組の対談に『のだめ』作者の二ノ宮知子さんが登場デス。人気爆発後も浮き足立つ事なく物語を完結してくれたお方。まさにヒトの鏡ッ!