昨今、書籍の表紙に多用されている漫画と見紛うばかりのイラスト表紙ですが、その根底には「柔よく剛を制す」の考え方があるのかな、と思った(この場合の柔は軟派、剛は硬派というイメージで)。例えば金城一紀さんのおバカな高校生たちが活躍する『レヴォリューションNo.3』も、
ハードカバー(講談社版)
- 作者: 金城一紀
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/09/30
- メディア: 単行本
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- 作者: 金城一紀
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/04/28
- メディア: 単行本
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- 作者: 金城一紀
- 出版社/メーカー: 角川グループパブリッシング
- 発売日: 2008/09/25
- メディア: 文庫
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子供(小学生)が登場人物と誤解されそうな表紙になっている。でも、やや暴力的な印象を受けるハードカバー版よりも(それこそが「ザ・ゾンビーズ」シリーズの面白さなのだけど)、文庫版の方がより多くの人に手にとって貰う機会は圧倒的に増えるのかなとは思う。ただ、表紙(ルックス)の良さばかりに惹かれて購入を決める神経は、スイーツ(笑)(←初めて使ってみた)みたいな安直さが拭えませんが…。
それと東京創元社の米澤穂信→北山猛邦さんの同じイラストレーターの起用は、購買層の横流れ(?)・取り込みを狙い過ぎていて少々あくどい感じがします(それが商売?)。