女王の百年キャッスル。

女王国の城 (創元クライム・クラブ)

女王国の城 (創元クライム・クラブ)

感想は コチラ に。
学生アリスシリーズで2作続いた椎名林檎的「(2字)熟語+カタカナ」の書名も、3作目で「熟語+の+熟語」になり、4作目の本書では「3文字熟語+の+漢字」になった。けれど書名は合計で5文字であるという事と、「月光」「孤島」「双頭」「女王」と「ou」の韻は踏み続けている。では最終作のタイトルは何だろう? 考えてみよう。ずばり『二郎の明日』でどうだ! 5文字かつ「二郎」には「ou」の韻がある。書名としては、すっげーダサいけど(笑) いきなり探偵の名前を書名にした『二郎の江神』もダサくて駄作だ(駄洒落だ)。他には『二郎の有栖』なんてのも、とある方面に夢中な方々が妄想特急を暴走させそうな書名だ(苦笑)
追記:↑の文章でマジボケかましてましたので、少々書き直しました。
作中の時代は今から約20年前のバブル期。という事は21世紀の現在から考えると、学生アリスシリーズの核とも言える江神さんの「30歳になる前に学生のまま死ぬ」という呪い(?)も20年も前に決着が付いてるか。そう思うとかなり白ける。…なんてことはまるでないけれど、今も江神さんが生き続けているならば40代も後半。もうトレードマークの長い髪は切ったのかしら? 本書から数年後には木村卓球屋さんの長髪が大流行するが、その時には「キムタキュさんの真似ですか?」とか後輩にからかわれたりしたのかな。スマーッシュっ!!