気になっちゃう感じ。

最近、テレビ番組での観覧者が出演者に気軽に声をかける風潮がとっても気になる。私の思う限りではその多くは女性客で、彼女たちは肯定を意味する「かわいい〜」と否定を意味する「えぇ〜」の二言(のみ)を武器に番組に介入する。
私が見ている番組の中では「さまぁ〜ず・さまぁ〜ず」や「さんまのまんま」、そして上記の「ヨシモト∞」で観覧者の声がよく入る(「ヨシモト∞」は劇場だからリアクションの良さはむしろ歓迎すべき事か。ただ「かわいい〜」は間違いなく芸人殺し)。ここでは「さまぁ〜ず・さまぁ〜ず」を例に採ってみるが、あの番組でさまぁ〜ずを「かわいい」と形容する人の気がしれない。百歩譲って「さまぁ〜ず・さまぁ〜ず」のさまぁ〜ず舞台登場時における「かわいい〜」は「(実物を生で見られて)嬉しい」という気持ちを表現するのに、知っている二つ言葉の内、肯定を意味する「かわいい〜」を選択したという超好意的解釈も出来る。ただトークの途中でいちいち「かわいい〜」または「えぇ〜」と挿んでトークの流れを止めるのだけは勘弁してもらいたい。客はただ笑ってれば良い、とは思っていませんが、プロの仕事に気軽に入ってくれるな、とは思います。番組制作側もこの風潮を歓迎しているのだろうか。誰か偉い人、この風潮を止めてもらえませんかね。
もう一歩踏み込んで考えると、「かわいい〜」を連発する人たち(多くは女性)は自分が若い事、更には外見も悪くない事を自覚していると思う。男性は女性にこう言われれば嬉しいんでしょ、という高慢ささえ見え隠れする。自分が怒られない事を予見してるから声をかけている。って、こう書くとただ容姿に対する妬みや嫉みだけで彼らを非難しているみたいですね…。
今まで一番腹が立ったのは06年の「ザ・ドリームマッチ」の客かな。マナー・最悪の二言。