少年少女兵藤ゆき。

少年少女漂流記

少年少女漂流記

今更ですが読みました。そして今更ですが敢えて言おう、大好きであると!! 巻末特別付録の「古屋×乙一×兎丸、自作を語る」だけで大満足。「罹ったかな?と思ったら中二病」や「デビッド・リンチ占い」「自ギャグの詩」など「深夜の馬鹿力」のコーナー名が多数登場していて笑った。連載の方向性を決めたのが、あの迷コーナー「デビリン占い」だと知って、驚きと共に納得した次第。特に第一話はそうですよね。「私は学校に行こうと思ってるのに、毎朝、街が水没してしまい電車も動かなくなり学校に辿り着けません」っていう妄想。作品全体から「自ギャグの詩」の伊集院さんの言葉「大丈夫なんです」に通じる寛容・許容の精神を感じた。
そう言えば以前、古屋兎丸さんが御自身のブログで伊集院さんに遭遇した事を書いていた。伊集院さんと同学年である古屋さんが伊集院さんを「神」と崇めている事に驚く。そして伊集院さんも「深夜の馬鹿力」で話し掛けられた事を喋っていた。「神」の祝福である。羨まC 妬まC。
「あと、やっぱりラジオはいいね」
もう、これだけで頬が緩んでしまう。