1950年のデトックス。

1950年のバックトス

1950年のバックトス

感想は コチラ に。
この日記の2週間前の更新では「(私の)読書生活における男女の比率について」の調査企画を実施したけれど、中には性別を公表していない方、性別の枠を越えている方などもいて、そういう方たちは私の基準で分類させてもらった(そもそも読書に作家の性別は余り関係ないのだけれど)。覆面作家である坂木司さんは作中の描写から女性だと類推したけれど、万が一、男性だったらゴメンなさい。もしそうだったら今世紀最大のメタ叙述トリックである。
覆面作家といえば、本書の作者・北村薫さんも1991年の日本推理作家協会賞受賞までは覆面作家だった(wikiによる)。私が北村作品に初めて触れたのは2000年で、創元推理文庫版の『空飛ぶ馬』には多分、顔写真まで掲載されていた。だから最初から男性だと知っていたが、もし89・90年当時に読んでいたら、どう思っただろうか。きっと男性だとは思わなかっただろう。北村さんの文体から年齢・性別を特定するのは「文章探偵」でもきっと無理。
一つ↑の『赤朽葉家の伝説』の作者・桜庭一樹さんも性別を間違われる作家さんの一人。最近は雑誌に頻繁に顔写真が掲載されているが、未だに間違える人も多い。まぁ性別なんて、飾りです。偉い人にはそれがわからんのですよ(今回もGネタ)。いや、性別は飾りではありませんが。