グランプリシリーズ 第1・2戦目。

フィギュアスケートに熱を上げて以来、プロトコル(採点の詳細)にまで目を通している。10月末から開幕したグランプリシリーズの第1・2戦のプロトコルを見ると、今期から本当にジャンプの採点が厳しくなったみたい。回転不足や間違ったエッジのジャンプがビシバシ指摘されている。演技は正しく評価されるべきだと思う一方、減点ばかりも嫌になるなぁ。事前に分かるとはいえ選手もルール改正に振り回されて大変である。
無くて七癖、長年かけて無意識に身体に染み付いたものを意識的に取り除くのは大変だろう。三つ子の魂百まで。この事を一般的な例に例えるならば、書き順だろうか。ある日急に学校の先生から、新学期からはテストは解答の正誤に加えて、書き順も点数の対象になります、って言われるようなものかしら。「こざとへん」や「方」「必」の文字を書く時は逐一、検査官(一人一人の机の横に配置)からのチェックが入るのだ。これは通常よりもずっと緊張するだろうなぁ。
恥ずかしながら私の間違えが定着してしまった書き順は平仮名の「や」である。「脳トレ」で「や」を書く度に機械が反応しないので壊れているのかと疑っていたが、どうやら原因は私の方の書き順が間違っているらしい。今まで小さい縦の点「`」を書いてから、横の「つ」を書いていた。けれど急にこれを直せと言われても無理だ。重要なテストならテストなほど意識をそこに奪われてしまう。他にもパソコン上で日記やブログを書く時にもミスタッチは減点だ!(何の?)と言われたら、緊張で指っが上手く動かnない。
(話戻って)その点、(ニコライ・)モロゾフはルール改正にしっかり対応しているからコーチとしてやっぱり優秀なのかな。安藤選手のフリップ(ジャンプの種類)を正し、高橋選手のシットスピンもあそこまで深く座らせているもの。モロゾフ、やるな(元ネタ「ブライト、やるな」(Gネタ))。