夏の一冊読書。

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

ぼっけえ、きょうてえ (角川ホラー文庫)

感想は コチラ に。
あの頃には、まだ日本にも夏という季節があって、連日、熱帯夜だった。暑くて堪らなかった私は背筋を凍らせる事によって体温を下げようと本を手に取った…。のが間違いだった。確かに体感温度は下がったのだが、身も心も凍り付いてしまったのだ。トイレに立ち上がるのが恐い。目を閉じて浮かび上がる光景が恐い。暑さを感じない寝苦しい夜、ベッドの上で輾転反側する私は、悪霊に取り憑かれたかのように苦しんでいたとか…。