貞操エレベーター。

書物の外観のことは、テイソウだったかソウテイだったか、未だに迷う。この思考の迷宮からの脱出方法は言葉の後ろに「〜の危機」を付けることだ。テイソウの危機、ソウテイの危機。言葉として付かない方が本の外観のことである。この回りくどい思考をいつも繰り返しながら、今日も私は「装丁」という言葉を使っている。
同じことがエレベーターとエスカレーターでもある。私は未だにどちらがどちらだか瞬時に判断できない。箱の方か、階段の方か(アホの子ではないですよー)。この場合の脱出方法は「ガール」を付けること。エレベーターガール・エスカレーターガール。しっくりくる方が、箱の方(アホの子っぽい…)。
ちょっと種類が違うけれど、私は「思惑(おもわく)」を「しわく」だと思い込んでいる。毎回、「しわく」で変換出来ないことが不思議でならない。「しわく」は「しわく」なのに…。