夏の一冊読書。

読む前から(私に)評判の悪い二階堂黎人さん。今日の読売新聞の書評欄でも逢坂剛さんにチクリと書かれていた事がその一つ。といっても、私はミステリ界の内情・論争に詳しくないので断片しか知りませんが。とにかく、内容で勝負ってことです。
さて、この本、舞台は昭和40年代という設定。ですが、ミステリとしてトリックまでも昭和時代のような代物なのはどうだろう…。平成の、新本格の新しさを全く感じさせないミステリです。「はてな」内で、この本を紹介してる日記の少なさが、読者の評価の表れか。