心配性の心配。

お父さんでなく、私は心配性である。心配性の良い所は、予想されうるリスクをいつも考えているため、失敗が少ないという事だ。リスク回避能力に長けている。折り畳み傘を持ち歩き、外出中に本を読み終えそうなら、本を2冊持って出る。だから、いつも鞄が重い。でも雨に濡れないし、いつでも本を切らさない。
しかし、悪い所もたくさんある。心配性の心配は尽きないという事だ。食器洗いや洗濯などの洗剤を、毎回、規定量よりも多めに使ってしまう。だから減りが早い。これは料理においてもそうで、「これでは調味料が少ないのではないか」と心配になり、多めに入れる。だからいつも味が濃い。目玉焼きでもスクランブルエッグでもオムレツでも玉子焼きでも、濃い。
塩も積もれば、高血圧。これでは「緩慢な自殺」である。もし、誰かに私の料理を食べさせ続けたら「緩慢な他殺」であり、殺人事件だ。毒ではない毒を盛る。いつか効けばいいのだ。そう、いつか…。ククク。