アクシュウ。

同音異義語

「悪銭身につかず」という言葉があるが、世の中には身につくものもある。 悪習だ。
悪習は簡単に身につくのである。意図せずとも身につき、そして頑なに離れない。


私の悪習といえば、冷蔵庫を開けっ放しにしたまま飲み物を注ぐ事。これは本当に直らない。
チーム・マイナス6%」の方々に本当に申し訳ない行為だ。
自分の冷蔵庫の開け閉めのエネルギーを節約してしまっている。
これは意識しないと必ずやってしまう。 冷蔵庫の冷気が身体を包んで初めて気がつく。
電気といえば、もう一つ悪習がある。電気をつけたまま寝てしまう事。
チーム・マイナス6%」の方々に重ね重ね申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
あぁもう眠っちゃうなー、と頭では分かってるけれど、身体が反応しない。
ちょっとでも身体を動かすと眠るチャンスを逃しそうで、意地でもしがみつく。離すもんか。
他にも図書館でいっぱい本を予約したり、借りたりするのに読まない事も悪習。
私の読んだ本/借りた本の率は相当に低い。読むかも、と何でも手に取るのがいけない。
これは買う時にも同じ事が言える。読む本がなくなってから買えばいいのに…。


もう一つ身につく「アクシュウ」といえば悪臭もある。
これは身につく、というよりも「身から発してる気がする」モノである。
汚い、臭うトイレを使った後なんかは、あの臭いが自分に付いてるんではないか、と疑惑で悩む。 
たいてい汚いトイレとは駅の構内にあるもので、必然的にその後、電車に乗る事になる。
そして狭い車内で、悪臭が身についているんじゃないか、と我が身を疑い、落ち着かない。
なら、駅のトイレなぞ行かなきゃいいのに、と思うが不思議と行ってしまうのである。
これぞ「悪習」である。  お後がよろしいようで…。