2006-08-17から1日間の記事一覧

夕凪の街 桜の国。

「夕凪の街 桜の国」が映画化されるらしい。完成後、この映画をいわゆる「泣ける映画」として売り出したりしたら日本人のモラルは終わりだと思う。未来人を泣かせるために原爆は落とされたのではない。

戦後生まれという分類。

そういえば私は昔から「戦争を体験した最後の人が亡くなった瞬間、または国民全員が戦後生まれになった瞬間に、日本はダメになるのでは」と思っていた。そのぐらいに私は、今の日本を(私を)信用していない。

夏の+α読書。

日本人は戦争を悲劇と捉えているのではないか、と思う事がある。もちろん戦争は悲劇でしかないのだけれど、今の日本人にとっての戦争とは広島・長崎の原爆投下や沖縄戦という、いわば「被害者」としての戦争なのではないか、と思う事が多い。例えば教育、例え…

夏の一冊読書。

私は酷い差別を受けたことがない。私は迫害されたことがない。私は戦争を体験したことがない。この全てがどんなに幸福なことか、改めて考えることは少ない。それは先人たちの犠牲に対して、最も失礼なことかもしれない。 「大地の子」4巻の解説の中で引用され…